こんにちは、土樹和です!
木々が少しずつ紅葉に色づき、落ち葉へと変わる季節になりましたね。
自然は移ろいゆきますが、その中で昔から変わらず大切に受け継がれてきたものもあります◎
今回は、日本の伝統技法「なぐり加工」をご紹介します!
なぐり加工って何?
「なぐり加工」とは、木の表面を道具で削って、あえて凹凸や模様を残す仕上げのことです👍
もともとは、木の弱い部分を取り除くために行われていた実用的な方法でした!
ところが安土桃山時代になると、茶人・千利休が茶室にこの加工を取り入れ、
デザインとして使われるようになったんです!
そこから「素朴さ」や「味わい」を表す日本独自の美意識に定着しました。
今では和室だけでなく、階段や玄関、リビングなど、さまざまな場所で取り入れられ、
自然を身近に感じられる空間づくりに活かされています。
なぐり加工の施工事例
土樹和で施工した、物件の紹介いたします!
①日間賀島の旅館 「島灯りの宿 とく川」様
海に映る月をイメージした客室になっており、
なぐり加工の種類は”たちわき”になります!


②新築住宅 美浜町 K様邸
こちらの住宅では、一室畳部屋を採用していて、
その一部になぐり加工を取り入れ部屋に趣を…
なぐり加工の種類は”いしがき”になります!


最後に
いかがでしたでしょうか?
今回は「たちわき」と「いしがき」の2種類をご紹介しましたが、
なぐり加工にはまだまだ多くの種類があります!
模様によって雰囲気が変わるので、気になる方はぜひ調べてみてくださいね。
お部屋にちょっとした伝統の趣を取り入れると、ぐっと心地よい空間になりますよ~!
